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試衛館の合宿見学記 [釣洋一]

12月1日、山中湖に於ける天然理心流・試衛館の合宿を見学して来ました。
高鳥天真館主以下16人の剣士たちの凄まじさに圧倒されたばかりか、感動すら覚えました。
先ず、1日(土)14時に山中湖の合宿所に高鳥天真館主以下門人15人全員が集合、直ちに稽古となった。
寒稽古の名の如く、山中湖の気温は低く、一時間ばかりは写真撮りをしていた釣ではあるが、寒さに耐えられず稽古場から退散、暖房の効いた部屋の窓から見学した。 稽古場は富士山の見える傾斜のある外庭である。16時30分、稽古は終わったが、門人たちはさらに居残り稽古に励んでいた。 その熱心さに胸をうたれた。そして、真っ暗になった寒空の下、一個の外灯を頼りにバーベキュー大会が始まった。
若い剣士達は食欲旺盛で、もりもり平らげていた。年老いた釣には、僅かに残っていると思われる脳みそが凍てついた気がして、ビール缶を片手に慌てて部屋へ退散した。
剣士たちが部屋へ戻り、飲み直していたが、どうしたものか睡魔に襲われ、飲むことも出来なければ、話すことも出来なかった。
目を覚ましたのは早朝6時10分だった。
隣に寝ていた御家老こと杉浦さんの蒲団はもぬけの殻だった。
真っ暗な外観に16人の剣士たちが、くっきりと外灯の明かりで浮き彫りにされ、燦然と輝いていた。
玄関のドアを開けた瞬間、強烈な寒さに身を竦め、反射的にドアを閉め部屋へUターンしていた。
外は氷点下5度だった。その凄まじい稽古風景にただただ圧倒された。8時の朝飯までの2時間強烈な稽古が続いた。もう終わりという時間になって館主に伊藤剣士、さらに女剣士の湯浅さんと田中剣士 が面に胴、そして篭手を着けての竹刀稽古が始まった。
これまで見たことのない稽古姿である。
湯浅剣士が伊藤剣士と立ち合い、面を取った勢いで体当たりをした瞬間、跳ね飛ばされ、どどっと地面に尻餅をついた。逆に、伊藤剣士が打ち込む勢いは激しく、軽量な湯浅剣士はぶっ飛んだ。
館主とも激しい立ち合いを続けていた。
何度も何度も向かっていった。その鬼気迫る阿修羅の如き湯浅剣士の凄まじさに身の凍る思いだった。釣にとって、剣士たちの崇高な精神力には、範とすべきことと頭を垂れたばかりか、近藤勇が池田屋に斬り込んだ時の強固な精神と重ね合った思いだった。
本当に凄い稽古姿勢を見せて貰った。感謝感激、そして感動の合宿見学であった。
試衛館剣士達の稽古姿勢を見て、技の習得は勿論だが、それ以上に精神力の鍛練に集中している点が素晴らしい。
剣を学ばん者は先ず心を学べ。心正しからずして、剣また正しいからず−−この精神鍛練こそが、王道の剣を学ぶ道へ邁進すべき姿勢といえよう。
釣自身、本当に教えられた。剣士の皆さん有難う。

山中湖合宿所は、丹南藩家老の後裔である(ご家老)こと杉浦剣士が勤める 大伸化学 の寮でした。
異色の門人として、大岡越前の時の北町奉行石河(いしこ)土佐守政朝、その子で、やはり北町奉行を務めた石河土佐守政武、さらに、その孫で一橋の家老を務めた石河土佐守政平の後裔で、釣の親友でもある石河力氏も入門したことを添えておこう。
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